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近未来の“あるべき姿”からバックキャストする事業構想などのコンサルティングサービス、電通デジタルと電通が開始

DIGITAL X 編集部
2019年9月25日

企業の“あるべき姿”からバックキャストし事業構想の立案などを支援するコンサルティングサービスを電通デジタルと電通が開始した。未来のトレンドをまとめた「未来曼荼羅2019」と呼ぶ発想支援ツールを活用するのが特徴だ。2019年9月20日に発表した。

 電通と電通デジタルが開始したのは、企業の事業構想や中期経営計画などの策定を支援するサービス。近未来に起こることをまとめた「未来曼荼羅2019」と呼ぶ発想支援ツールを使いながら、企業が近未来に求める“あるべき姿”からバックキャストして事業計画などをまとめる。

 同サービス用に作成した未来曼荼羅2019は、数年後~10年後に起こると予想され、かつ企業に大きなインパクトをもたらすである60の「未来トレンド」を「人口・世帯」「社会・経済」「科学・技術」「まち・自然」の4カテゴリーでまとめたもの(図1)。網羅性に優れ、各トレンドのポイントを1ページにまとまっており、ワークショップなどの基礎資料に適しているという。

図1:発想支援ツール「未来曼荼羅2019」の目次

 コンサルティングでは、未来曼荼羅2019を使いながら、外部環境における重要な変化ドライバーを特定し、企業のロードマップを策定し、その実現に向けた合意形成を支援するとしている。

 コンサルティングサービスは、(1)事業構想コンサルティング、(2)中期経営計画・年度事業計画の策定支援、(3)企業文化変革支援、(4)マーケティング並びにプロモーションプランニング支援の4つを用意する。

 事業構想コンサルティングでは、未来曼荼羅2019を外部環境分析の一環とし、顧客企業の独自性を勘案した事業開発の着想や具体化、実現化をサポートする。

 中期経営計画・年度事業計画の策定支援では、未来曼荼羅の4つのカテゴリーを視点に、企業の事業計画に関係するであろうトピックを具体的に理解し、より実効性の高い経営計画の策定をサポートする。

 企業文化変革支援では、未来曼荼羅2019で企業の未来像を描き、企業理念やブランドスローガンの開発、その浸透のための社内コミュニケーション施策の策定をサポートする。

 マーケティング並びにプロモーションプランニング支援では、商品・サービスの価値訴求の質を高めるプランニングをサポートする。