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データ分析やAI利用アプリケーションの自社開発をサブスク型で支援するサービス、富士通エフサスが開始

DIGITAL X 編集部
2019年12月27日

データ分析やAI(人工知能)利用などのアプリケーション構築のための技術支援サービスを富士通エフサスが開始する。月額定額のチケット制を採るサブスクリプション型で提供する。2019年12月26日に発表した。

 富士通エフサスが開始するのは、「FUJITSU Managed Infrastructure Service コミュニケーション基盤LCMサービス Power Platform・Cognitive Services活用支援」サービス。データ分析などを含む業務アプリケーションや、AI(人工知能)を使ったアプリケーションなどを利用企業自身が開発する際の、各種技術支援を提供する(図1)。

図1:AI活用を含む業務アプリケーションの自社開発に対し技術面から支援する

 対象にするアプリケーションの開発・実行環境は、日本マイクロソフトのパブリッククラウド「Microsoft Azure」上の「Power Platform」と学習済みAIの「Azure Cognitive Services」。Power Platformは、データの収集から解析・予測まで業務アプリケーションの開発・実行基盤。Azure Cognitive Servicesは、種々のAI機能をWeb API形式で提供するサービスだ。

 これらの環境でアプリケーションを自社開発したいものの「作成方法が分からない」「業務プロセスの頻繁な変更に合わせてアプリケーションを変更したい」といった課題に専任エンジニアが応える。具体的には、アドバイザリ、開発・導入支援、トレーニング、QA、仕様変更支援とサービスマネジメントのレポーティングである(図2)。

図2:サービス対象のクラウド環境と、提供するサービスの概要

 サービスは、月額定額のサブスクリプション型で提供する。チケット制を採り、技術支援を受けたい時に受けたい内容だけ、技術支援やサポートを受けられる。段階的に要件を固めるスパイラル型開発にも対応し、小規模なシステムから始め業務ニーズに合わせて変更するニーズにも対応する。

 支援内容に必要なチケット数は、アドバイザリと開発・導入支援、仕様変更支援は個別見積もり。トレーニングは20チケットから、QAは1件当たり2チケットになる。サービスマネジメントのレポーティングはチケットなしで提供する。

 サービスには、StandardプランとExpressプランがある。Standardプランは、1年間100チケットとサービスマネジメントの月次レポートを12回、Expressプランは3カ月24チケットと月次レポートを3回、それぞれ提供する。いずれも月額利用金は20万円(税別、以下同)である。

 Standardプランではチケットを追加購入できる。Expressプランは「初回お試し用」で、1法人につき1度しか利用できない。