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ビジネスプロセスを見直すためのPoC環境、NTTデータビジネスシステムズが提供
ビジネスプロセスの見直しなどを対象にしたPoC(Proof of Concept:概念検証)環境の提供を、NTTデータビジネスシステムズが2020年2月5日から始めている。PoC実施時の時間やコストの削減を可能にする。第1弾として、AI(人工知能)を活用したヘルプデスクの支援環境を用意した。同日に発表した。
NTTデータビジネスシステムズが2020年2月5日に開始した「imforce Labトライアル環境」は、企業がビジネスプロセスの見直しなどに向けたPoC(Proof of Concept:概念検証)を実施するためのクラウド環境。BPM(ビジネスプロセス管理)やワークフローなどの機能を提供するクラウドサービス「Accel-Mart」(NTTデータイントラマート製)上に構築した(図1)。
PoC実施までの時間やコストを削減できるよう、標準化した課題解決策やサンプルデータも用意する。たとえば、トライアル環境自体を試したければサンプルデータを使った環境を利用。本格導入を望むなら自社の実データでの検証ができる。
第1弾として、AI(人工知能)を活用したヘルプデスク支援の仕組みを提供している。コールセンターや店舗、社内ヘルプデスクなどの業務に対し、AIが質問の意図を分類し、それに従った回答を画面に表示するといったことが、利用申し込みから数日で検証を開始できるとする。
AIには「P.A.I.」(オルツ製)の開発過程で生まれた意図解釈エンジンや思考判断の応用といった要素技術を使っている。FAQ(よくある質問と回答)をオペレーターなどが検索しなくても回答できるようにしたり、担当者の属人的ノウハウに依存しない顧客対応などが可能になるという。
トライアル環境の利用においては、共創組織/環境である「imforce Lab」が支援する。ビジネス改革に向けた課題を導出し、その解決策をimforce Labトライアル環境でPoCを実施する。IT技術を持つパートナー企業を探したり、課題解決に必要な要素をコーディネートしたりもするとしている。