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環境問題などに対応したものづくりのための新材料の設計サービス、CTCが米QuesTekとの合弁で開始

DIGITAL X 編集部
2020年2月26日

ものづくりにおける新材料の設計を支援するサービスを伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が2020年2月10日から提供している。材料設計・開発を手がける米QuesTekとの合弁事業として、新材料の設計サービスや合金ライセンスを販売する。2020年2月6日に発表した。

 強度や耐久性に優れた新材料の設計サービスを提供するのは、米QuesTek Internationalと伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の合弁会社であるQuesTek Japan。自動車やエネルギー、航空宇宙、健康・医療などの分野を対象に、設計サービスのほか、合金ライセンスを販売する。

 QuesTekは、耐久性のある鉄鋼や、アルミニウム、チタン、銅、ニッケル、コバルトなどを使った合金の開発会社。材料開発をシミュレーションするICME(Integrated Computational Materials Engineering)技術を持ち、材料特性データベースやモデル、特性評価ツールなどを使って材料を設計する。

 一方CTCは、合金設計や材料プロセス設計、材料評価といった材料関連の各種ソフトウェアおよび関連データベースの販売やサポート、コンサルティングなどを手がけてきた。

 QuesTek Japanは今後、CTCの材料関連ビジネスでの経験をベースに、QuesTekと連携しサービス展開を図る。