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VoC(顧客の声)の分析機能を強化したテキストマイニングツールの新版、ベクストが発売
2020年2月27日
コンタクトセンターやチャットのログ、メールなどによるVOC(Voice of Customer:顧客の声)を分析するための機能を強化したテキストマイニングツールの新版「VextMiner ver14」を、ベクストが発売した。各種データを分析可能なデータに変換する機能などを追加している。2020年2月12日に発表した。
ベクストが開発・販売する「VextMiner」は、テキストデータから新たな洞察(インサイト)を導くためのマイニングツール。今回、スマートフォンなどの普及を背景に、コンタクトセンターでの音声を認識したテキストやチャットログ、メールなどのVoC(Voice of Customer:顧客の声)を分析する機能を追加した「VextMiner ver14」を発売した。VoCを製品/サービスの品質向上や開発などに利用しようとする企業が増えているためだ。
VextMiner ver14で追加した主な機能は、(1)分析データ自動整形、(2)データクレンジング、(3)チャット分析などの機能。分析データ自動整形は、各種データをVextMinerの会話分析用フォーマットに一括変換する機能。データクレンジングは、メールデータやチャットログ、応対履歴などに含まれる不要なデータを除き、分析対象データに整える機能である。
これらのほかに、分析結果を共有するための「VextPortal」のグラフ機能の強化や、2019年1月にリリースしたFAQ生成機能である「VextMiner知識生成オプション」の機能強化と高速化なども図っている(図1)。
VextMiner ver14は、オンプレミス用ソフトウェアおよびクラウドサービスとして提供する。パートナー企業経由で、音声やチャットログなどのデータ分析を検討している企業を中心に販売したい考えだ。