- News
- サービス
企業のAI活用を支援する「AIトランスフォーメーションセンター」、ISIDが新設
2020年2月28日
企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けたAI(人工知能)活用を支援するための新組織「AIトランスフォーメーションセンター」を電通国際情報サービス(ISID)が設置し、活動を始めている。AIに関する人材と知見を社内横断で集約し、企業の課題解決のためのAIを企画・開発していく。2020年2月10日に発表した。
電通国際情報サービス(ISID)の「AIトランスフォーメーションセンター」は、同社が持つAI(人工知能)関連人材や、彼らが持つ知見などを集約し、顧客企業に提供するための新組織。同社は2016年からAI専任組織を立ち上げ、そこを核に業種・業務別のAIシステムなどを開発してきたが、それを再度、社内横断的に集めることで、AI関連サービスの強化を図る。
AIトランスフォーメーションセンターが提供する機能は、(1)AI製品の企画・開発、(2)AIの最新技術やリソースを集約しAIスタートアップ企業や学術機関等との連携、()業種別AIサービスを提供するための全社横断サポート、(4)顧客企業の社内AI人材の育成支援である。
既存のAI専任組織ではこれまでに、100超のAI関連プロジェクトに取り組んできたという。具体的には、時系列データを使った動作予測/予兆検知のサービスや、深層強化学習により機械を最適に制御するためのAIモデルの構築や因果分析サービスなどを開発したとしている。
ISIDは現在、2019年からの3カ年の中期経営計画において、業種や業界、地域、またテクノロジーなどの枠を超えてデジタル化を進める「X Innovation(クロスイノベーション)」を推進している。今後も、FinTechやデジタルマーケティング、ものづくり革新、新しい基幹システムなどの領域で新ビジネスの創出を図りたい考えだ。