• UseCase
  • 製造

大林組、海外事業の収益管理に向け経営データの分析基盤を導入

DIGITAL X 編集部
2020年5月13日

ゼネコン大手の大林組が海外における工事の売上高および利益を迅速に管理するために、経営データの分析基盤を導入した。分析基盤を提供するBoard Internationalの日本法人が2020年4月13日に発表した。

 大林組グループは競争力強化に向け、次世代技術の開発やオープンイノベーション(共創)手法による次世代生産システムの構築を推進など継続的な投資を続けている。

 その一環として今回、海外工事を対象に経営データの分析基盤を導入した。海外工事の売上高および利益を迅速に管理するのが目的だ。海外事業の収益拡大においては、情報活用の強化やビジネスプロセスの変革、意思決定の迅速化などが課題になっていた。

 導入したのは、経営パフォーマンス管理(EPM:Enterprise Performance Management)機能とBI(Business Intelligence)機能を合わせて提供するソフトウェアの「Board」(スイスと米ボストンに本社を置くBoard International製)。既存システムなどに分散するデータを統合し、意思決定に必要な分析や予測、シミュレーションなどが可能になるとしている。

 大林組グループは現在、117社からなり、海外拠点も16カ国に置く。Boardの採用に当たっては、グローバルでの採用実績を評価したという。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名大林組
業種製造
地域東京都千代田区(本社)
課題海外の事業において、情報活用の強化やビジネスプロセスの変革、意思決定の迅速化などが課題になっていた
解決の仕組み経営データを一元的に管理し、予測分析やシミュレーションにより海外工事における意思決定の迅速化を図る
推進母体/体制大林組、Board International 、Board Japan
活用しているデータ海外事業の売上高や利益のデータ
採用している製品/サービス/技術 経営データ分析基盤「Board」(Board International製)