• News
  • サービス

部品選別や商品仕分けを画像認識で自動化する20万円を切るロボットアーム、アフレルが発売

DIGITAL X 編集部
2020年5月20日

部品選別や商品仕分けを画像認識技術を使って自動化するためのロボットアームを、ロボット関連教育などを手がけるアフレルが発売した。AI(人工知能)による自動制御を学ぶための教育機関向けセットも用意する。2020年5月11日に発表した。

 ロボット関連教育などを手がけるアフレルが発売した「AIワーク選別自動化セット」は、製造業や流通業における小型の部品や商品の選別/仕分け作業を画像認識技術を使って自動化するためのロボットアームのセット(写真1)。小型ロボットアームの「DOBOT Magician」と、解説書と解説動画、自動認識用Webカメラ、AI制御サンプルプログラムからなる。

写真1:「AIワーク選別自動化セット」には、小型ロボットアームやWebカメラ、AI制御サンプルなどが含まれる

 DOBOT Magicianは、4軸制御のアームを持つ卓上型のロボット。事前の安全教育なしに、種々の場所に設置でき、人との協働作業にも利用できる。位置繰返し精度0.2mmで動作する。

 ヘッドは500g程度の部品/商品を持ち上げられ、取り換えが可能だ。グリッパーや、吸盤キット、ライティング&ドローイング、3D(3次元)プリンタなどがある。

 画像処理による制御学習時にWebカメラを接続する。動作は、プログラミング言語「Python」で指示する。機械学習におけるCNN(畳み込みニューラルネットワーク)や深層学習による画像認識技術を活用できるライブラリー(「TensorFlow」「Keras」「OpenCV」など)を利用できる。

 なお、工学系・情報系の教育機関用の「AI(画像認識)商品仕分け学習セット」も発売した。ロボットアームやAI画像認識を用いた仕分けシステム制御を学ぶための教材の位置付けで、セット内容はAIワーク選別自動化セットと同じである。、

 AIワーク選別自動化セットの価格は18万4900円(税別、以下同)。2020年7月20日まではキャンペーン価格の17万8500円で販売される。AI(画像認識)商品仕分け学習セットの価格は16万8900円で、キャンペーン価格は16万3200円である。