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電力メーターなどをLPWA通信で自動検針するサブスク型サービス、Deep Visionが発売へ

DIGITAL X 編集部
2020年5月22日

電気・ガス・水道などのメーターを遠隔自動検針するための月額制サービスを、AI(人工知能)開発などを手掛けるDeep Visionが2020年6月から販売する。既設メーターに専用機器を後付けしOCR(光学式文字認識)でデータ化し、LPWA(Low Power Wide Area)ネットワーク経由で集計する。2020年5月12日に発表した。

 Deep Visionは、エッジコンピューティングのためのAI(人工知能)開発などを手掛ける企業。今回、工場や集合住宅などにおける既設の電気やガス、水道などのメーターを遠隔から自動検針する「OCR式LPWA自動検針サービス」を開発し、2020年6月から販売する計画だ(図1)。月々の目視検針業務を自動化し、設備の点検・監視業務の時間短縮や、読み取りや転記、計算時のミスを防止できる。

図1:「OCR式LPWA自動検針サービス」のシステム構成。メーターを撮影しAI(人工知能)を使ってデータ化しクラウドへ送る

 OCR式LPWA自動検針サービスでは、既存メーターをそのまま利用する。専用機器を後付けする(写真1)。同機器は、メーターの数値部分を撮影するカメラと、撮影した画像からAIを使ってメーターの値をテキストデータ化するOCR(光学式文字認識)機能、データの送信機能を持つ。OCR機能は、追加学習やモデルの再配信により精度を保つ。機器は電池交換なしで8~10年使用できるという。

写真1:既設メーターへの専用装置の取り付け例

 通信機能には、LPWA(Low Power Wide Area)通信を採用する。携帯電話通信網を用いるNB-IoT/LTE-Mと、独自の無線通信規格であるZETA/LoRa/WiSUNとに対応する。後者の規格を使い集合住宅など通信環境が不良だったり長距離で通信したりする場合は、マルチホップ・メッシュなどで対応する。

 専用装置から送ったデータはクラウド上のサーバーで管理する。集計結果は、スマートフォンやタブレットなどから確認できる。管理者用だけでなく、集合住宅の入居者が利用できるアプリケーションなども用意する。使用料金明細書や料金内訳付請求書なども提供できる。

 OCR式LPWA自動検針サービスは、月額制のサブスクリプション型で提供し、5種類の料金プランを用意する。たとえば「スモールプラン」では、読み取るメーター1台につき月額基本料金が500円(税別)、各種機能ごとに別途料金が発生する。申し込み当月は試用期間として無料である。