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顔認証によるID連携・認証の基盤サービス、ビットキーが開始

DIGITAL X 編集部
2020年6月1日

スマートロック事業などを展開するビットキーは、同社のID連携・認証のための基盤サービス「bitkey platform」に顔認証を追加し、正式に提供を開始した。同社のスマートロック「bitlockシリーズ」においても顔認証を利用できるようにした。2020年5月28日に発表した。

 スマートロック「bitlockシリーズ」を展開するビットキーの「bitkey platform」は、ID連携・認証および権利処理を可能にする基盤サービス。各事業者が提供するサービスが持つIDはそのままに、種々のサービスの連携を可能にする「ID-Hub」機能を提供する基盤サービスだ。

 今回、顔認証機能を追加し、正式なサービスとしての提供を開始した。bitkey platformの利用企業は、パスワードやスマホの端末認証などに顔認証を加えた多要素認証を短期間に実現できる。自社のスマートロック「bitlockシリーズ」における顔認証にも利用している。

図1:bitkey platformが提供できる認証要素

 ビットキーは利用シーンとして、マンション入口のオートロックドア、オフィスやサーバールーム、病院などの入退室管理、保育園のお迎え、イベント・コンサート会場、モビリティなどを挙げている(図1)。

図2:顔認証の主な利用シーンの例

 bitkey platformの認証は、オフラインでも可能という。ネットワークを介さないことで認証速度が早く、イベント会場や地下、山間部などネットワークが届きにくい場所でも影響を受けずに利用できるとしている。

 認証機能に加え、データの保管機能もある。機密性の高いデータは利用するクラウド環境から閉域接続したデータセンターで管理する。データセンターはISO27001取得に加え、クラウドセキュリティの成熟度を第三者が評価する「STAR認証」を取得した事業者が運営しているという。