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ビッグデータを管理・分析するためのクラウドサービス、日鉄ソリューションズが開始

DIGITAL X 編集部
2020年6月1日

ビッグデータの統合から管理、分析までをカバーするクラウドサービスを日鉄ソリューションズ(NSSOL)が開始した。社内外にあるデータを統合してのデータ分析を可能にする。2020年5月28日に発表した。

 日鉄ソリューションズ(NSSOL)が開始したのは、大量データを効率的に統合・管理し、リアルタイムでのデータ分析を可能にするクラウドサービスおよびインテグレーションサービスである。

 そのために、データウェアハウスのクラウドサービスを提供するSnowflake、クラウドデータウェアハウスに特化したデータ連携機能を提供するMatillion Limited、BI(Business Intelligence)プラットフォームを提供するLookerの3社とパートナー契約を締結した(図1)。

図1:クラウドデータプラットフォームのイメージ

 3社のサービスを連携させることで、各所に散在する大量データを統合・管理し、リアルタイムでのデータ分析を可能にした。小規模構成から始め、事業ニーズの増加に合わせて機能を拡張できるという。

 NSSOLは今後、3社によるクラウドデータ統合・管理サービスを使い、企業のデータエコシステムの基盤を構築し、データ活用の高度化やデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に向けた戦略的な取り組みをITの側面から支援するとしている。

 NSSOLによれば、データ活用により、既存業務の高度化や、エコシステムを形成しての新ビジネスの創出や生産性向上などへの取り組みが進んでいるが、多くの企業では部門やシステムごとにデータが蓄積されており、システムが複雑化し、素早いデータの試用・活用に向けた障害になっている。