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トラックなどをLPWA対応IoTで管理するパッケージ、IoTBASEが発売
トラックや配送車などの運行管理を支援するサービスを、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)のクラウドサービスを手がけるIoTBASEが2020年6月4日に発売した。車両の位置情報や運行情報をリアルタイムに可視化する。同日に発表した。
IoTBASEは、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)のクラウドサービス「IoTBASE Cloud」を提供している。今回、同クラウド上に、車両の運行管理を支援する「車両管理パッケージ」を構築し商品化した(図1)。
車両管理パッケージは、トラックや配送車など車両の位置や運行状況をリアルタイムに可視化するサービス。車両が今、どこを走っているのかが把握できるほか、登録地点に到着あるいは出発したことを管理者はメールで通知を受けられる(図2)。出発・到着時刻の予実管理や、運行履歴から走行ルートの最適化や配送計画の改善が可能になる。
管理対象の車両には、GPS(全地球測位システム)デバイスをシガーソケットに装着。同デバイスからのデータをLPWA(Low Power Wide Area)ネットワーク経由で収集する。LPWAには、LTE-MやSigfox、LoRaWANなど複数の規格に対応できるという。
ベースにあるIoTBASE Cloudは、センサーデバイスやアプリケーションを選択・組み合わせて、必要なIoT環境を構築するサービス。デバイスやアプリなどのカタログを提供する「Planner、デバイスなどの管理コンソールの「Manager」、センサーデータを可視化するアプリケーション「Canvas」からなっている。
IoTBASE Cloudは汎用的なサービスだが、IoTBASEは今後、特定の課題に対応できるように組み合わせを予め設定したパッケージの品ぞろえを図る考えである。
車両管理パッケージの利用料金は1台当たり月1000円(税別)からで、1台から利用できるとしている。