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システム運用のリモートワークにおけるセキュリティ強化策、ボスコ・テクノロジーズが日立のJP1と連携

DIGITAL X 編集部
2020年6月16日

システムの運用管理作業をテレワークで実施する際のセキュリティ強化策を、ネットワーク関連技術を開発するボスコ・テクノロジーズが提供を開始した。システム運用管理ツールの「JP1」(日立製作所製)と連携することで、既存の運用管理環境からの監視を可能にする。2020年6月11日に発表した。

 ボスコ・テクノロジーズの「SMART Gateway(Simple Management of Access-Restriction Translator Gateway)」は、システムに対する操作を監視するためのシステム。対象システムとリモート環境の間にプロキシ型ゲートウェイとして設置すれば、暗号化通信を含む、すべての操作をテキストまたは動画で残せるほか、予め設定した特定のコマンドの操作を不能にする。

図1:「SMART Gateway」は管理対象サーバーへの不正操作を監視する

 これにより、遠隔地からリモートでアクセスしての運用管理でも、外部ネットワークからの不正アクセスを防止。加えて、運用担当者の操作ミスを防げる。

 今回、SMART Gatewayが、システム運用管理ツール「JP1」(日立製作所製)との連携を認定する「JP1 Certified」を取得。両製品を連携させた運用管理を可能にした。これによりSMART Gatewayが監視している対象サーバーへのアクセス情報をJP1上のイベントとして把握できる。

 システムの運用管理は、サーバーなどが設置されている場所で実施されるケースが多く、今回の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が広がる中でも、運用管理技術者は現場へ出向かなければならなかった。ボスコ・テクノロジーズは、SMART Gatewayを利用すれば、リモートでの運用管理でも、不正アクセスなどを防げるとしている。