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デザイン思考とアジャイル開発を組み合わせたDXのコンサルティングサービス、オージス総研が提供へ

池田 真也(DIGITAL X 編集部)
2020年7月6日

企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するコンサルティングサービスをオージス総研が2020年7月から開始する。デザインシンキング(思考)とアジャイル(俊敏な)開発の双方の考え方に基づき、企画と開発が一体になった推進体制の実現を支援する。2020年7月3日に発表した。

 オージス総研の「DX支援コンサルティングサービス」は、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の実行を支援するサービス。同社独自の高付加価値創出モデル「OGIS-Creation Style」をベースに、より影響が大きな改革へとつなげていく手法として開発した。

 具体的には、デザイン思考をベースに企業が持つ本質的な「価値発見」と、アジャイル(俊敏な)開発による「価値検証」のサイクルを繰り返す。そのために、デザイン思考とアジャイル開発を別々のチームにせず、企画と開発が一体化したプロセスと体制を作りDXを推進するという(図1)。

図1:DX支援コンサルティングのベースとしたオージス総研独自の高付加価値創造モデル「OGIS-Creation Style」の概念

 オージス総研は、「人や社会、プロセスに大胆な変革をもたらすDXの実現には、顧客の新しい価値発見と、その価値検証によって高い付加価値を創出するモデルが求められる」としている。

 コンサルティングサービスと合わせて、人材育成策となる「高付加価値DXの実現に向けた実践コース」も提供する。DXの実現に必要なスキルや進め方を対象に、顧客発見から価値検証までのサイクルを実践するための知識と、具体的な方法が身につくとする。

 これまで提供してきたデザイン思考やアジャイル開発などの研修コースに、6つのオープン研修コースを追加する(図2)。「顧客課題を明らかにするインタビュートレーニング」や「行動観察入門~共感力を学び顧客理解を深めよう~」などだ。実践コースは、東京と大阪で順次開講する。

図2:「高付加価値DXの実現に向けた実践コース」の各種コースと「OGIS-Creation Style」における位置付け

 オージス総研は今後も、OGIS-Creation Styleをはじめとしたコンサルティングや研修メニューを拡充し、企業のDX実現を支援する事業を拡大したい考えだ。