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受付や警戒業務を遠隔操縦ロボットで省人化するサービス、東京警備保障が開始
2020年7月14日
受付や警戒業務を遠隔操縦のロボットを使って省人化を図るサービスを、東京警備保障が2020年7月中旬から開始する。病院や大学、工場やビルなどにおける感染症対策に生かせるほか、業務コストの削減を可能にする。2020年7月10日に発表した。
東京警備保障の「アバター警備&接客」は、遠隔操縦ロボットを活用して受付や警戒業務を省人化するサービス。遠隔地から分身として動かせるアバター型のロボットを使って受付業務や警備業務を代行する。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策としての対面接触の減少や、省人化によるコスト削減を図る(図1)。
東京警備保障が、ロボットの導入から遠隔スタッフの手配までをサポートする。病院や大学など、来訪者が多い施設での感染症対策を目的とした一次受付の省人化が期待できるとする。時間帯や場所によって警備人員の配置を増減したい場合や、警戒強化に向けた警備サポートなどにも有効だという。
アバター警備&接客サービスで使用するロボットはバッテリーで稼働し、通話時で最大5時間以上、待機時で最大12時間稼働する。最高速度は時速3キロメートル、重量は3キログラムだ。
昨今は、人口動態の変化や働き方改革による人手不足により、テレワークや自動化に向けた環境整備や効率化が求められている。その流れはコロナ禍によって急激に加速している。アバター警備&接客では、こうした社会課題を解決できるとしている。