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機械学習による予測分析をPC上で実行できるソフト、ソニービズネットワークスが法人向けに販売
過去の実績データから将来の結果を予測する「予測分析」を一般的なPC環境で実行できるソフトウェアを、ソニービズネットワークス(SBN)が2020年8月3日に、法人を対象に発売した。データをクラウドなどに送信することなく、社内のPC上で予測分析ができる。同日に発表した。
ソニービズネットワークス(SBN)が発売した「Prediction One Biz」は、ノートPCなど一般的なPC環境で動作する予測分析用ソフトウェア。退会しやすい顧客の抽出や翌月の需要予測などに利用できる。GUI(グラフィカルユーザーインタフェース)で操作するバージョンでは、機械学習やプログラミングなどの専門知識がなくても、数クリックで予測分析ができるという(図1)。
Prediction One Bizでは、予測精度を高めるため、予測に使うモデルの選択やデータの前処理を独自開発した。併せて予測分析の結果の理由・根拠も提示する。どんなデータや数値が結果にどれだけ寄与しているのかが分かるため、分析結果の理解や関係者への説明が容易になる。
利用できるアルゴリズムは、(1)二値分類、(2)多値分類、(3)数値予測(回帰)の3つ。
二値分類では、購入する/しない、故障する/しないなど、2つの事柄に対する予測確率を算出する。多値分類は、3つ以上の事柄に対する予測確率を算出する。たとえば苦情データであれば、製品に関するもの、サービスに関するもの、その他などに分類するケースである。数値予測(回帰)は、1年間のデータから翌月以降の製品出荷数や不動産の成約価格を予測する。
Prediction One Bizのライセンス料金は、GUIで操作できる「スタンダード」プランが年間19万8000円(税別、以下同)、CUI(キャラクタユーザーインタフェース)で操作する「コマンドライン」プランが年間98万円。いずれもクライアント端末単位での契約になる。