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街の風景にARコンテンツを表示するアプリ、SoVeCとKDDIが提供開始
2020年9月3日
日常空間にAR(拡張現実)を表示するためのスマートフォン用アプリケーションを、ソニーネットワークコミュニケーションズとベクトルの合弁会社であるSoVeCとKDDIが2020年8月31日に提供開始した。スマホやスマートグラスのカメラで撮影した画像からた空間の認識し、ARコンテンツを表示する。販促やプロモーション用途を想定する。同日に発表した。
SoVeCとKDDIが開始した「XR CHANNEL」は、スマートフォンやスマートグラスで撮影した画像から空間を認識し、そこにAR(拡張現実)を表示するためのアプリケーション。街の風景に、ナビゲーションや看板・広告、エンターテインメントなどのコンテンツを重ね合わせて表示する(図1)。
XR CHANNELのコンテンツ第1弾として、横浜スタジアム周辺の街中に横浜DeNAベイスターズの選手が登場する「YOKOHAMA STAR☆NIGHT 2020 Supported by 横浜銀行」を2020年8月31日から9月10日まで提供する。利用者は、XR CHANNEL専用のアプリ(AndroidとiOSに対応)をダウンロードしてコンテンツを表示する。
XR CHANNELが利用できるのは、3D(3次元)マップが構築できているエリア。2020年8月のサービス開始時点では、東名阪、横浜、沖縄の各エリアに対応する。空間認識には、KDDIが戦略的パートナーシップを結んでいる米SturfeeのVPS(Visual Positioning Service)技術を使っている。3Dマップとカメラ越しの画像を照合し位置情報を測定する。
サービス開始に合わせて、販促・プロモーションなどのコンテンツを配信するパートナー企業を募集する。SoVeCが対応エリアで表示させたいARコンテンツの制作から提供までを担当する。企業が独自にVPSアプリを開発するためのSDK(ソフトウェア開発キット)も用意する。