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生産ライン上の不良品などをプロジェクションで追跡表示するサービス、NECソリューションイノベータ
2020年9月17日
生産ライン上の不良品や異物などをプロジェクターの光でマーキングして追跡するサービスを、NECソリューションイノベータが2020年9月2日から提供している。目視による検査や仕分け作業の負荷軽減および製品の品質向上を支援する。同日に発表した。
NECソリューションイノベータの「NEC AI・画像活用見える化サービス/動的マーキングオプション」は、生産ライン上の対象物にプロジェクターの光を当ててマーキングし、追跡するサービス(図1)。主に食品製造業の生産ラインでの、不良品や異物などを取り除く検査作業や、特定の対象物をピックアップする仕分け作業での利用を想定する。作業負担の軽減、製品品質の向上、経験が浅い作業者への技術継承などを支援する。
具体的には、生産ライン上に設置したカメラで製品を撮影し、その画像をAI(人工知能)で分析して不良品や異物などの対象物を判定する。そこからプロジェクションマッピング技術を使い、生産ライン上を動く対象物をマーキングし追跡する。作業者は、対象物を容易に選別できる。
本サービスは、生産ラインにおける製品品質や進捗状況を可視化する「NEC AI・画像活用見える化サービス/生産管理・検査支援」のオプション機能として提供する。本体のサービスを導入済みであれば、市販のプロジェクターを追加するだけでよい。
動的マーキングオプションの利用料は、導入費用が30万円(税別、以下同様)から、月額利用料は5万円から。プロジェクターは含まない。本体サービスである生産管理・検査支援は、導入費が40万円から、月額利用料は19万8000円から。別途、ネットワークカメラとPCが必要である。
NECソリューションイノベータは、3年間で30社への導入を目指す。