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従業員アンケートの自由文回答をAIで分析し課題を発見するサービス、電通が開発

DIGITAL X 編集部
2020年9月29日

従業員アンケートへの自由文での回答をAI(人工知能)で分析し、自社の状態や課題を発見するためのサービスを、電通の社内組織である電通ビジネスデザインスクエアが開発した。自由回答を定量化することで、組織の強みや課題を把握できるようになるという。2020年9月23日に発表した。

 電通ビジネスデザインスクエアは、電通のイノベーション創出を目的とした社内組織。今回、従業員アンケートでの自由文による回答をAI(人工知能)で分類・分析する「VoiScope(ボイスコープ)」を開発した(図1)。従業員の声から自社の状況や課題を発見し経営に活かしたり、新規事業や人事施策への満足度などから従業員のエンゲージメントを高めたりすることに利用できるとする。

図1:VoiScopeの分析画面イメージ

 VoiScopeの分析では、たとえば「事業戦略」「上司」「給与」などに分類した意見のカテゴリーごとに、ネガポジ比較や、部署別・属性別の比較ができる。過去の結果を読み込ませて時系列で分析したり、VoiScope専用の調査を設計したりも可能だ。

 電通ビジネスデザインスクエアは今後、市場が急速に拡大する従業員エンゲージメント領域において、独自メソッドのサービスとして提供を目指す。