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ラストワンマイルの配送にスマートロッカーを使うサービス、アンドアフリカが南アフリカで実証実験

DIGITAL X 編集部
2020年9月30日

アフリカと日本・アジアの連携を促進するアンドアフリカは、スマートロッカーを使ったラストワンマイルの配送サービスの実証実験を、南アフリカのヨハネスブルグで2020年9月25日に開始した。南アフリカでの実サービス提供を目指す。同日に発表した。

 アンドアフリカの「ECD(Easy Collect & Drop)」は、スマートロッカーを使った配送サービス。南アフリカでのサービス提供に向けて、ヨハネスブルグ市内中心部の大型居住エリアのショッピング施設にECDを設置し、実証実験を開始した(図1)。近く、ヨハネスブルグ市内の大規模集合住宅にも設置する。EC(電子商取引/物流企業の配送効率を高めるとともに、再配達コストの最小化を図る。

図1:配送に利用するスマートロッカーのイメージ

 ECDの利用者はスマットロッカーを4通りに利用できる。(1)スマートロッカーを荷物の集荷先に指定した最終目的地への配送、(2)2つのロッカーを指定した集荷と配送、(3)提携ECサイトで購入した商品のスマートロッカーでの受け取りおよび返品、(4)24時間の荷物の保管である。荷物の配送と受け渡しを手軽にすることで、再配達を避ける。

 アフリカにおける物流産業全体の市場規模は37兆円(2018年)、ラストワンマイル市場は2.9兆円(同)に拡大している。ECの利用者数が年率18%で増加し、EC市場規模は2.9兆円にまで成長している。

 ただ南アフリカでは、再配送による配送コストがEC企業の利益を圧迫しているとする。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大による、配達員の感染リスクも懸念されている。

 こうした南アフリカにおける物流課題の解決を目的に、アンドアフリカは2021年初旬に南アフリカでECDを正式ローンチする予定だ。今後は、南アフリカ全土への事業展開を目指すとともに、アフリカ各国に展開していくという。