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現場での予測分析を可能にするBIダッシュボードの開発サービス、NECが提供

DIGITAL X 編集部
2020年11月11日

現場の実務担当者が予測分析に取り組むためのBI(ビジネスインテリジェンス)ダッシュボードを開発するサービスをNECが2020年10月7日から提供している。AI(人工知能)予測分析ソフトウェアと連携させ、ダッシュボードから利用できるようにする。同日に発表した。

 NECの「アクショナブル・インサイト・ビジュアライゼーション」は、現場の担当者がAI(人工知能)を使った予測分析プロセスの自動化ソフトウェアを利用するためのサービス。BI(ビジネスインテリジェンス)ツールを使ったダッシュボードを開発し、データサイエンティストなどの専門家でなくても分析や予測によって得られる種々のインサイトに基づく意思決定を可能にする(図1)。

図1:ダッシュボードの画面イメージ

 アクショナブル・インサイト・ビジュアライゼーションは、(1)プロトタイプ開発と(2)運用の2つのフェーズで構成されている(図2)。

図2:「アクショナブル・インサイト・ビジュアライゼーション」の概要

 プロトタイプ開発フェーズでは、ダッシュボードを最短3カ月で開発する。NECが持つテンプレート(ひな形)も利用しながら、顧客のビジネス課題の確認、業務プロセスの明確化、データの確認と分析設計までをNECのコンサルタントと共に実施する。

 運用フェーズでは、定期的に予測を実行する。市場や環境の変化に対応した予測結果をダッシュボードに取り込むことで、現場が業務に利用できるようにする。

 同サービスで利用する予測分析ソフトウェアは、「dotData」(米dotData製)の最新版である「dotData v2」。この機能を使うためのダッシュボードをBIツールの「Tableau」(米Tableau製)を使って開発する。