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Slack上の会話を解析しチームのポジティブ度合いを見える化するサービス、Laboratikが開始

DIGITAL X 編集部
2020年11月26日

企業向けチャットツールである「Slack」での会話を解析し、チームのポジティブ度合いをスコア化するサービスを、チームワークの可視化ツールを開発するベンチャー企業のLaboratikが開始した。同社のコミュニケーションツール「We. for Remote Work」の一機能として提供する。2020年11月18日に発表した。

 チームワークの可視化ツールを開発するLaboratikの「We. for Remote Work」は、組織やチームのコミュニケーションの状況を見える化するサービス(図1)。AI(人工知能)により独自にスコア化し、チームとして高いパフォーマンスを発揮できる状況にあるかどうかを診断するという。

図1:「We. for Remote Work」によるチームのポジティブ度合いの診断画面

 今回、企業向けチャットツール「Slack」でのコミュニケーションを解析対象に加えた。Slack上にある複数のチャンネルで分散して交わされている会話を解析し、ユーザー別や部署別に、ポジティブ度の状況を把握できるようにする。

 新機能は、早稲田大学データサイエンス研究所の後藤研究室の協力のもと、実際の会話データを収集し、会話内容の判断や重みづけをするアルゴリズムを開発し実現した。We. for Remote Workが提供してきた共有認知や心理的安全性といったスコアと併せて、より多角的に組織内のコミュニケーション状況を把握できるようになるという。