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XR技術のビジネス活用を支援する「エンタープライズxRセンター」、ISIDが新設
AR(拡張現実)/VR(仮想現実)などのXR技術をビジネスでの活用を支援するための新組織を電通国際情報サービス(ISID)が2020年11月24日付で新設した。製造業へXR活用を提案してきた知見から、コンテンツを含めた各種仕組みの開発からサポートまでのサービスを提供する。
XRは、AR(Augmented Reality:拡張現実)、VR(Virtual Reality:仮想現実)、MR(Mixed Reality:複合現実)など、現実世界と仮想世界を視覚的に融合させる技術の総称である。
電通国際情報サービス(ISID)が今回設置した「エンタープライズxRセンター」は、全社横断バーチャル組織で、XR技術を種々の市場や領域で活用するための各種サービスを提供する。
具体的には、(1)XR実現のためのコンサルティングサービスおよびシステム構築、(2)XRソリューションの開発と提供、(3)電通グループとの協業によるXR技術を活用した新たなソリューション開発や新規ビジネスの創出、などをカバーする。
ISIDはこれまで、主に製造業を対象に、リモートかつバーチャルな業務環境を実現するためにXR技術を活用した仕組みを提案・提供してきた。VR技術を用いた遠隔地教育システムや、MR技術を用いた仮想メンテナンス訓練システムなどである。
エンタープライズxRセンターでは、これまでの提案・提供に携わった知見や、技術、人材を集約し、製造業以外の業種を含めて種々の市場や領域へXR活用を提案していく。
XR技術は、企業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展に加え、5G(第5世代移動通信)のサービス開始や、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策などの観点から今後、ゲームやイベントといったエンターテインメント領域に留まらず、教育や医療、製造、販売などのビジネス分野への活用が進むと期待されている。