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オンライン診察の予約から会計までがスマホアプリで完結するシステム、富士通が発売
2020年12月3日
オンライン診療のためのシステムを富士通が2020年11月27日に発売した。患者は、診察の予約から受診、会計までをスマートフォン用アプリケーション上で完結できる。電子カルテシステムと連携させれば、病院側の業務の効率化も図れるとする。同11月25日に発表した。
富士通の「FUJITSU ヘルスケアソリューション オンライン診療ソリューション」は、オンライン診療のためのシステム(図1)。スマートフォン用アプリケーションで診察を予約すると、オンライン診療で利用するビデオ通話システムのURLがスマホアプリに通知される。同アプリ上で、予約から、予約状況の確認や変更、受診、クレジットカードによる会計までを完結できる。
スマホアプリは、病院と患者をつなぐ同社の「HOPE LifeMark-コンシェルジュ」と連携している。安全性の確保では、厚生労働省・総務省・経済産業省の安全管理ガイドラインに準拠する。
2020年度中に、同社の電子カルテシステムとの連携も図る予定だ。これにより医療機関は、電子カルテシステム上からビデオ通話システムを起動したり、受付患者一覧でのオンライン診療患者の管理や、院外薬局や患者宅への処方箋送付などが可能になる。
今後は、電子処方箋や服薬指導のオンラインサービスも開発するとしている。
オンライン診療ソリューションの価格は150万円(税別)から。富士通は2025年度末までに850施設への提供を目指す。