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住宅業者向けのオンライン案件管理ツール、米Houzzが日本で提供

DIGITAL X 編集部
2020年12月15日

住宅業者が顧客とオンラインで家づくりなどを進めるための情報管理・共有サービスを、住宅関連のITサービスを手がける米Houzzが日本で提供を開始した。工程表や図面を共有したり、ビデオ会議で顧客と打ち合わせたりが可能になる。Houzzの日本法人が2020年11月18日に発表した。

 Houzzの「Houzz Pro」は、住宅業者がオンラインで顧客とコミュニケーションを取りながら、家づくりやインテリアデザインなどのプロジェクトを進めるためのSaaS(Software as a Service)。マーケティングから案件管理、顧客とのやり取り、情報共有、請求までを一元管理できる。

 Houzz Proでは、工程表や図面などの画像や資料、請求書、仕様変更、スケジュールなどを顧客と共有できる。案件の進捗状況をダッシュボードを使って共有する(図1)。Webからの利用のほか、専用のスマートフォン用アプリケーションも用意する。

図1:案件の進捗などを顧客に表すダッシュボード画面の例

 ビデオ会議やカレンダーと統合されたスケジュール管理機能を持ち、顧客との打ち合わせ日時の調整時間を短縮できる。顧客は、業者の予定を確認しながら打ち合わせを直接予約する。見込み顧客とのやり取りは、案件管理機能で管理する。

 ツール上で見積書を作成し、顧客から電子サインで承認を得ることもできる。仕様変更があれば、チャットツールなどを使って顧客へ伝達し、電子サインで承諾を得られる。請求書は、支払いスケジュールに合わせて自動的に送付できる。

 マーケティングや広告の機能では、Webサイトの作成とホスティング、企業プロフィールの作成、企業紹介動画の自動生成、プロフィール閲覧回数などの統計データの活用などが可能だ。顧客による好意的なレビューを前に表示するツールも用意する。

 Houzzはこれまで、住宅業者と顧客をつなぐ無料のプラットフォームサービス「Houzz」や、地域特化型のマーケティングサービスを提供してきた。今回、Houzz Proを提供することで、住宅業者の業務効率化と顧客の満足度向上を支援する。

 Houzz Proの利用料金は月額6300円から。無料のお試しプランもある。