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製造現場における遠隔作業の支援・録画システム、APCが発売

DIGITAL X 編集部
2020年12月16日

製造現場における作業を遠隔から支援したり録画したりするためのサービスをAPCが機能強化し2020年12月8日に発売した。撮影用のウェアラブルカメラや管理者用のクラウドサービスをセットにして提供する。同日に発表した。

 APCの「アイちゃん」は、製造現場の作業効率を向上させるための遠隔作業支援・録画システム(図1)。今回、機能を強化したプロフェッショナル版を発売した。遠隔地から現場作業員への指示を可能にし、現場での作業効率や正確性を高める。

図1:「アイちゃん」プロフェッショナル版のシステム概要

 アイちゃんは、通話や通信に使う専用のスマートフォンと、スマートフォンに接続するウェアラブルカメラ、ワイヤレスイヤホンマイク、管理者用のクラウドサービスからなる。管理者は、現場から送られる音声や映像を共有して指示を出す。

 プロフェッショナル版では、国土交通省が定めた「建設現場における遠隔臨場の令和2年度の試行方針(2020年5月7日)」が示した解像度・フレームレートに対応した。現場の映像を、1280×720ピクセルの解像度で、最大30fps(フレーム/秒)で確認できる。

 カメラには、手ブレ防止機能を搭載したXacti製を採用し、より高品質な映像での通話・録画を可能にしたという。映像上に描画した図や文字を共有するホワイトボード機能も搭載する。

 外部ネットワークが利用できない環境に向けては、閉域IP網を使用するオンプレミス版を提供する。