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走行軌跡を加味してルート作成する物流業向けの業務用カーナビシステム、昭文社ホールディングスが販売

DIGITAL X 編集部
2020年12月18日

物流事業者などを対象に機能を絞り込んだ業務用カーナビシステムを、地図などを手掛ける昭文社ホールディングスとマップルが2021年1月18日に発売する。独自のカーナビシステムを開発するためのSDK(ソフトウエア開発キット)をベースに、業種別に機能に絞り込んでデバイスとともにパッケージ化した。2020年12月11日に発表した。

 昭文社ホールディングスとマップルが発売する「配走ヘルパー」は、物流や配送、回収業者などを対象にした業務用のカーナビシステム(図1)。対象業種において要望が強い「走行軌跡の案内」機能を持つほか、タブレット端末にソフトウェアをインストールして提供することで価格を抑えたという。

図1:「配走ヘルパー」における走行コースの登録画面の例

 配走ヘルパーの特徴的な機能の1つが、「走行軌跡から作成したコースの案内」。一般のカーナビでは最短距離のルートを検索・提示するが、道幅や近隣施設、工事などでドライバーが別のコースを選択することがある。配送ヘルパーでは、経験に基づく走行軌跡に基づく走行ルートと経由地を組み合わせたコースを作成する(図2)。

図2:「配走ヘルパー」の走行軌跡から作成するコース案内の例

 システムは、タブレット端末にインストールした状態で提供する。設定済みの状態で提供されるため、受け取った当日から利用できるとしている。

 昭文社は、事業会社が、それぞれのニーズに合わせたカーナビシステムを開発するためのSDK(ソフトウエア開発キット)を「業務用カーナビ」として提供している。ただ、各社が個別開発する場合、仕様決定やハードウェアの選定なども各社が実施しなければならず、かつコスト高にもつながっていた。

 配送ヘルパーは、業務用カーナビを使って昭文社が、物流業界に共通のニーズを想定して開発し、推奨ハードウェアを含めてパッケージ化したもの。今後は、業種・業務別のカーナビを「かんたんビジネスナビ」シリーズとして展開したい考えだ。