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製造業における外観検査の自動化を支援するAIソフトウェア、アラヤが販売

DIGITAL X 編集部
2021年1月13日

製造業における外見検査業務を自動化するためのAI(人工知能)ソフトウェアをAI技術を開発するアラヤが2020年12月18日から販売している。目視検査による検査品質のばらつきや人手不足を解消する。同日に発表した。

 AI(人工知能)技術を開発するアラヤの「InspectAI」は、製造業における部品や製品の目視による外観検査を自動化するためのソフトウェア。対象物の画像をAI技術で分析し良否を判定する。検査品質の向上とともに、人手不足への対応やコスト削減を可能にする。産業設備商社の住友商事マシネックスと共同で開発した。

 InspectAIは、製品の正常/異常を学習し、品質の良否を判定する。学習に必要なデータは、正常品の画像があればよく、学習データを準備する手間を軽減できる。

 AIモデルの学習に専門知識は不要で、画面操作により1~2時間程度で完了するという。検査する品目を変更する際は、AIモデルを切り替えて対応する。

 製造現場では、原材料や部品・製品の品質を保証するために外観検査が実施されている。ただ、人手による目視検査は、検査員のスキルに依存するため品質にばらつきが生じることが課題になっている。