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製品/サービスに生体認証機能を組み込むためのクラウドサービス、NECが提供
2021年1月19日
各種製品やサービスへのアクセスに生体認証機能を組み込むためのクラウドサービスをNECが2021年1月14日から開始している。入退管理や決済機能などに生体認証を利用できるようにする。同日に発表した。
NECの「Digital IDプラットフォーム」は、製品/サービスに生体認証機能を組み込むためのクラウドサービス(図1)。オフィスビルや複合商業施設などを運営する事業者が、入退管理や決済などに生体認証を使った認証機能を安価に開発できるという。
Digital IDプラットフォームは、顔認証などの生体認証を鍵にして、本人にひもづいた種々のID情報との連携を司る。事業者は複数の製品/サービスを連携させ、顔認証などでアクセスできるようにする(図2)。
生体認証の仕組みには、NECの生体認証技術「Bio-IDiom」を用いている。NECは2021年度にはDigital IDプラットフォームに接続できる検証環境を用意。専任メンバーが要件の洗い出しから導入までを支援する。
Digital IDプラットフォームの料金は月額50万円から。オフィスビルや複合商業施設などを対象に、2023年度末までに150億円の売り上げを目指す。