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リモートワーク中の社員の健康状態をバイタルセンサーでチェックするサービス、NTTPCが開始
リモートワークで働く社員の健康状態や心的ストレスをオンラインでチェックできるサービスをNTT PCコミュニケーションズが2021年3月から開始する。リストバンド型バイタルセンサーで社員のデータを取得する。2021年1月20日に発表した。
NTT PCコミュニケーションズが2021年3月に開始するのは、リモートワークで働く社員の心的ストレスを可視化するサービス。熱中症対策として提供してる屋外作業者の脈拍や体温の変化を可視化するサービス「みまもりがじゅ丸」の新メニューとして開始する。
具体的には、社員にリストバンド型バイタルセンサーを装着してもらい脈拍データを計測し、クラウドに送信する。クラウド上で平常時の脈拍データと組み合わせて解析することで、心的ストレスを(1)通常、(2)軽いストレス状態、(3)ストレス状態の3段階で表示する(図1)。
リストバンド型バイタルセンサーを使うことで本人が意識することなくデータを収集・数値化できる。計測結果は社員がセルフチェックできるほか、管理者がオンラインで対象者の状況を把握できる(図2)。
また脈拍から体温を予測し、平熱との差異の算出ができる(図3)。社員の発熱状態などもオンラインで把握可能である。
NTTPCでは2021年1月下旬から、法政大学大学院の藤村 博之 教授と、健康経営をテーマに本サービスの高度利用に向けた共同実験を開始するとしている。
新サービスは1人から利用でき、チームやグループ単位などでの導入も可能だ。利用料金は、バイタルセンサー10個までが月額2万円(税別、以下同)。11個目からは1台当たり月額2000円である。初期費用はかからず、3カ月以上の利用契約が必要になる。バイタルセンサーの価格は個別見積もりで一括払い、キッティング作業は3000円。
なお既存のフィールドワーク向けサービスの契約者であっても、新たに契約と専用のバイタルセンサーが必要になる。