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製造・物流現場などでの人の動きを可視化するサービス、NTTPCとNSWが共同で開発

DIGITAL X 編集部
2021年1月26日

製造や物流分野における熟練者の動きなどを画像から解析するサービスをNTTPCコミュニケーションズ(NTTPC)と日本システムウエア(NSW)が共同で開発し、提供を開始した。技能継承や人材育成、動きの可視化などに活用できるという。2021年1月18日に発表した。

 NTTPCコミュニケーションズ(NTTPC)と日本システムウエア(NSW)が共同開発したのは、静止画や動画から人物の動きを解析し、身体の動作を可視化/定量化するサービス。NTTPCの動作解析AI(人工知能)サービス「AnyMotion」と、NSWが持つ産業分野でのアプリケーション開発技術を組み合わせた。製造・物流分野などでの技能継承や、スポーツ分野のフォームの改善といった用途を想定する。

図1:NTTPCコミュニケーションズ(NTTPC)の動作解析AI(人工知能)サービス「AnyMotion」を使ったアプリケーションを日本システムウエア(NSW)が提供する

 AnyMotionは、画像から人対の関節点を推定・解析することで、身体の動きを可視化/定量化するためのAI技術。新サービスでは、以下のような用途を想定している。

 例えば製造分野では、熟練者の作業状況を解析し、その結果に基づき、若手作業員の指導や評価に利用する。物流分野では、運搬作業時の動作を解析し、適切な動作や改善ポイントを指導することで、作業者の安全性や作業品質の向上を図る。

 またスポーツ分野では、上級者のフォームを解析したデータと、自身のフォームを解析したデータを比較することで、フォームの改善指導ができる。ヘルスケア分野では、姿勢の正しさや身体の可動域などを定量的なデータで表すことで、客観的な評価を可能にする。

 サービス提供に向けて、解析結果などを体験できるデモ用アプリケーションを用意したとという。