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建設作業所の業務効率を高めるためのサービス群、SBテクノロジーが提供開始

DIGITAL X 編集部
2021年1月29日

建築作業所における現場業務の効率を高めるクラウドサービスをSBテクノロジーが開始する。セキュアなアクセスのためのID統合管理を軸に種々のサービスを順次、提供していく。第1弾として、ファイル共有機能の提供を2020年1月20日に開始した。同日に発表した。

 SBテクノロジー(SBT)の「Con-Bridge」は、建築作業所で発生する業務の効率を高めるためのクラウドサービス(図1)。独自の認証基盤「Online Service Gate」を使ったID統合管理を軸に、現場で必要な機能を順次提供していく。1ユーザーに1つのIDを発行し、ID管理の工数を削減するとともに、必要なユーザーに必要なサービスだけを提供できるようにする。

図1:「Con-Bridge」で実装予定の機能

 サービスの第1弾として、ファイル共有機能を提供する。現場で扱う図面や写真などをクラウド上で管理/共有することで業務効率を高める。フォルダに権限を付与することで、ユーザーごとに必要な範囲のみ利用できるようにする。クラウドサービスのため、物理的な記録装置の盗難や紛失、災害時のリスクも低減できる。

 建設作業所では現在、ITツールを使った新しい働き方への移行が加速している。オンライン会議の実施や、作業所以外からのリモートでの業務遂行などだ。ただ、建設作業所には多くの関係者が出入りするため、情報をあつかう人のID管理やセキュリティの確保が課題になっているという。

 SBTは今後、ポータルサイトやチャット、オンライン会議、MR(複合現実)技術を使った業務支援といった新機能を順次、提供する予定である。加えて、建設業を対象にした外部サービスとの連携も視野に入れる。
 Con-Bridgeの利用料金は、利用するサービス内容によって変動する。