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音声でやり取りできるAIチャットボット、ベルズシステムが発売
2021年2月19日
音声による質問に対して音声で回答するAIチャットボットを、AI技術を使ったシステムを開発するベルズシステムが発売した。従来、テキストによる回答しかできなかったシステムを機能強化した。2021年2月3日に発表した。
ベルズシステムは、福岡市に本社を置きAI技術を用いたシステムを開発するベンチャー企業。今回、AI(人工知能)チャットボットシステム「ロアンナ(Roanna)」を「Roanna 4.0」にバージョンアップし、音声による質問に対し音声で回答できるようにした。自治体や病院ほか企業向けに販売する。
Roanna 4.0は、文字による質問には文字で回答し、音声による質問には音声で回答する。高齢者や小さな文字あるいは多くの文字を読むことに不慣れな利用者に対し、米Amazon.comの「Echo(Alexa)」や米Googleの「Google Assistant」、米Appleの「Siri」などと同様のコミュニケーションを可能にする。
ベルズシステムではロアンナを、定型的な問い合せ対応業務の自動化やコンタクトセンターなどにおける応対業務の自動化、VOC(顧客の声)の見える化といった用途に提案し、非対面/非接触な顧客対応の実現などを支援するとしている。
なお会話型AIの市場規模は、2020年の48億米ドルが2025年には139億米ドルに拡大し、CAGR(年平均成長率)21.9%で成長すると予測されている(米MarketsandMarkets調べ)。