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交通量を画像認識技術で調べるシステム、Will Smartが発売

DIGITAL X 編集部
2021年3月5日

交通量をカメラで撮影した車の映像から計測する交通量調査システムを、AI(人工知能)関連システムを開発するWill Smartが2021年2月16日に発売した。画像認識技術で画像を解析し、交通量を算出する。同日に発表した。

 Will Smartが発売たのは、画像認識技術を使う交通量の調査システム。計測場所にカメラを設置し映像をAI(人工知能)技術で解析する。通行する車両数だけでなく、乗用車やバス、トラックといった車両タイプの別、ナンバープレートに基づくレンタカーの台数やエリア外の車両数なども計測できる。

図1:画像認識による交通量調査のイメージ

 交通量調査は、渋滞解消などを目的とする行政や、出店計画のためのマーケティング調査を目的とした企業などが実施している。だが一般には人手による調査が主流で、調査員不足のほか、計測精度の正確性の確保や条件別の調査が困難という課題がある。

 Will Smartは今後、自治体や企業による上記のような用途への提案のほか、建設コンサルタントと連携し、自治体や整備局が委託する調査業務における精度や効率の向上を目指すという。