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196の国・地域をカバーするeSIM対応のIoT向けモバイル通信サービス、NTTコムが開始

DIGITAL X 編集部
2021年3月15日

世界196の国・地域で利用できるIoT(Internet of Things:モノのインターネット)向けのモバイル通信サービスをNTTコミュニケーションズが2021年2月25日に開始した。同社のデータ活用基盤「Smart Data Platform」と連携すれば、セキュアなIoTデータの収集が可能になるという。同日に発表した。

 NTTコミュニケーションズの「IoT Connect Mobile Type S」は、同社との契約のみで、日本を含む196の国と地域でeSIMを活用したIoT(Internet of Things:モノのインターネット)向けのモバイル通信サービス。地域に応じた最適なキャリアを遠隔から選択でき通信料の低減を可能にする。

 これまでNTTコムはIoTのためのネットワークとして、海外利用を中心とした「IoT Connect Mobile」を2019年に、国内向けサービス「Arcstar Universal One モバイル」「OCN モバイル ONE for Business」などを2020年に、それぞれ開始してきた。IoT Connect Mobile Type Sは、これらのサービス群におけるIoT向けの機能を集約したものだ。

 IoT Connect Mobile Type Sの利用者は、NTTコムのデータ活用基盤である「Smart Data Platform」が用意するポータル画面から、eSIMの発注から開通・休止などを設定できる。

 同サービスを利用してIoTサービスなどを提供する事業者が最終利用者との契約を直接管理・追加できる「パートナー機能」を用意する。事業者自身がポータル画面を使って、最終利用者の契約やユーザー権限を管理できる。

図1:「IoT Connect Mobile Type S」を使ったサービス事業者が最終利用者のeSIM利用状況を管理する「パートナー機能」を用意する

 今後は、いくつかの機能強化を予定する。まず2021年4月には「IoT Connect Gateway」サービスを提供する。ネットワーク側での暗号化処理によりデバイス側の負荷軽減と設定作業の簡素化を可能にする。

 2021年度第1四半期以降には、同社の次世代インターコネクトサービス「Flexible InterConnect」と接続し、インターネットを介さない閉域網内でIoTデバイスをクラウドに接続できるようにする。

 さらに、フルMVNO基盤とeSIMの技術による「SIM高度活用ソリューション」の提供を予定する。SIM自体の認証情報を鍵として利用するIoT向け認証や、IoTデバイスのキッティングや現地設定作業の自動化/省力化、eSIMのセキュア領域へのJavaアプレット搭載などを可能にする。スマートファクトリーなどの用途を想定する。