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ヤフーが持つ行動データの分析ツール「DS.INSIGHT」、料金体系を一新

DIGITAL X 編集部
2021年3月23日

ヤフーは、同社が保有するユーザーの行動データを分析するためのツールである「DS.INSIGHT」の料金体系を2021年4月1日に一新する。法人向けプランにおいて料金を据え置きながら1契約でのライセンス数をこれまでの1ライセンスを100ライセンスに拡大する。2021年3月4日に発表した。

 ヤフーの「DS.INSIGHT」は、ヤフーが保有する検索や位置情報データをWebブラウザ上で分析するためのツール。企業のデータ利用を推進するために2021年4月1日から料金体系を一新する。

 法人向けの「スタータープラン」では、1契約で利用できるライセンス数を1ライセンスから100ライセンス数に拡大したうえで料金は据え置く。初期費用が12万円(税別、以下同)、月額料金が10万円である。上位プランの「スタンダードプラン」と「プレミアムプラン」は廃止する。

 広告代理店やコンサルタント向けの「DS.INSIGHT for Partenr」と、官公庁や自治体向けの「DS.INSIGHT for Gov」の料金体系も一新する。前者では従量課金制を固定課金制に変更、後者はライセンス数課金から1契約100ライセンスに変える。

 DS.INSIGHTは2019年10月に開始したサービス。2020年11月に1契約でライセンス数無制限とした「全員DXキャンペーン」を開始したところ、利用ライセンス数が約1.5倍、総アクション数は約2倍に増えた。より多くデータ分析をうながすために料金体系を一新するという。

 なお料金改定に先立ち、人流データ分析ツール「DS.INSIGHT Place」の機能アップデートも実施する予定である。基本的に月単位でしか確認できなかったものを日単位や時間単位の推移も確認できるようにする。データのダウンロードも可能になる。