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小型トラックの接触事故を防止するAIカメラ、Azmeeが発売
2021年4月6日
小型トラックによる自転車や小型バイクとの接触事故を防止するためのAI(人工知能)カメラを、ハードウェアスタートアップのAzmee(アズミー)が2021年3月17日に発売した。カメラが車体左側での割り込みを検知し、ドライバーに警告する。同日に発表した。
ハードウェアスタートアップであるAzmeeの「小型トラック用安全AIカメラシステム」は、小型トラックと自転車や小型バイクとの接触事故を防止するための小型カメラ(写真1)。AI(人工知能)技術による検知機能を搭載し、トラックの左側での自転車などのすり抜けや急な割り込みがあるとドライバーに警告し、巻き込み事故を予防する。
小型トラック用安全AIカメラシステムは、トラック左側ミラーに装着する。車両総重量5トン未満までの小型トラックに最適化されており、最低限の装着基準を満たしていれば初期設定なしに、歩行者や自転車、小型バイク、周囲の自動車などを背景から切り出し、危険な動きだけを検知できるとしている。
搭載する学習モデルは、Azmeeが開発するAI技術「Embedded AI」を使って開発した。
検知時は専用の警告ブザーで知らせるほか、カーナビゲーションシステムの画面に警告を表示することもできる。
通信環境は不要で、低電力で動作する。メーカーが提供する事故防止システムなどと比べ、初期設定や連携機能の設定が不要なため、安価に導入できるという。
小型トラック用安全AIカメラシステムの価格はオープンプライス。Azmeeは2021年度に約1500台の販売を見込んでいる。