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3Dプリンターでの製造品質を確保するためのソフトウェア、3D Printing Corporationが発売
2021年4月9日
3D(3次元)プリンターが設計通りに部品を製造しているかどうかをAI(人工知能)技術で判断し入力データを自動調整するソフトウェアを3D Printing Corporationが2021年3月19日に発売した。人による確認・修正にかかる時間とコストを削減できる。同日に発表した。
3D Printing Corporationが販売する「Blacksmith」(米Markforged製)は、設計データと3Dプリンタ―による製造状況を比較し、設計どおりになるよう自動調整するソフトウェア(図1)。正確かつ精密な部品の製造が可能になるという。
Blacksmithは、Markforged製の複合材料3Dプリンタ―「X7」で使用できる。X7は、造形中に部品をスキャンするレーザー計測機能を持っている(図2)。同データと設計データを比較しながら、AI(人工知能)技術を使って、設計通りになるようX7への入力データを自動で調整する。毎回の造形結果を元に学習を繰り返す。
レーザー計測機能は、部品の内部構造や機能の検査にも使える。造形終了時点には部品の検証が終わっているうえに、部品の品質レポートを自動で生成できる。
3Dプリンターによる造形では、設計通りに製造できているかを人が確認する必要がある。確認と修正の繰り返しにより時間と人件費が掛かっている。