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巨大空間のデジタルツインを生成できるARシステム、米PTCが提供開始
2021年4月21日
最大30万平方フィート(約2万7900平方メートル)の空間のデジタルツインを生成できるAR(Augment Reality:拡張現実)システムを米PTCが2021年3月29日から提供している。測量機器レベルの精度を持つデジタルツインを生成できるという。同社日本法人が2021年年4月5日に発表した。
米PTCの「Vuforia Engine Area Targets」は、同社のAR(Augment Reality:拡張現実)基盤システム「Vuforia」の新機能。最大30万平方フィート(約2万7900平方メートル)の空間を対象にしたデジタルツインを生成できる。その広さは、アメリカンフットボール場6面分に相当する。
Area Targetsが生成するAR空間を使うことで、オフィスや工場などの設備全体を正確に理解しながら、シミュレーションなどにより、施設の環境を把握できるという。空間分析による機械学習の向上や、設計や製造現場のオペレーションの最適化などが図れるとしている。
デジタルツインの生成では、米Matterport製や独Leica製の3Dスキャナー、独NavVis製マッピングシステムを利用することで、測量機器レベルの精度を確保できるという。