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スマホより小さなRFIDリーダー、東北システムズ・サポートが発売

DIGITAL X 編集部
2021年4月26日

スマートフォンより小さく、Bluetooth接続が可能な小型のRFID(ICタグ)リーダーを東北システムズ・サポートが2021年4月7日に発売した。身に付けたりデスクトップに設置したりして使える。同日に発表した。

 東北システムズ・サポートが発売した「SR7」は、RFID(ICタグ)のリーダー/ライター。スマートフォンやタブレット端末とBluetoothで接続する。Android、iOS、Windowsなど主要OSに対応し、読み取ったICタグ情報を確認するためのアプリケーション「RFID BOX」は無料で用意する(図1)。

図1:「SR7」用アプリケーション「RFID BOX」の画面例

 SR7は最大9メートル離れたところから、1秒間に最大900タグを読み取れる。大きさは78×108×18ミリメートルで、重さは200グラム。携帯して必要時に取り出して使ったり、アームバンドやネックストラップなどを使って身に付けたり、あるいはカウンターや台車などに固定したりが可能だ。

 例えば、店頭での棚卸時にSR7をポケットに収納し商品案内や店内誘導などの接客業務に当たれる。移動しながら両手をフリーにしてICタグを読み取ることもできる(図2)。小型のため、陳列棚の隙間や奥にあるICタグの読み取りも容易になるという。保護等級IP65に準拠し、冷凍倉庫やクリーニング工場などでも使える。

図2:小型のRFIDリーダー/ライター「SR7」の装着方法の例

 RFIDリーダーは一般に、小型・軽量な製品は読み取り距離が1メートル未満と短くなり、長距離・高速な読み取り性能を持つ製品は大型のガンタイプの製品になる。

 東北システムズ・サポートでは、運用プランの提案や、アプリケーション開発のためのSDK(ソフトウェア開発キット)の提供、RFID機器を利用するための電波利用申請をサポートする。

 SR7の価格はオープンである。