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データ分析プロジェクトの支援サービス、NRIが「Amazon SageMaker」ベースで提供
野村総合研究所(NRI)は、企業のデータ分析プロジェクトの支援サービスを開始する。データ分析環境として機械学習のためのプラットフォーム「Amazon SageMaker」を使ったツール群を開発した。2021年4月15日に発表した。
野村総合研究所(NRI)が、企業が実施するデータ分析プロジェクトを、その環境構築から環境構築からデータ分析の実行まで支援するサービスを開始する。そのためのAI(人口知能)技術を適用するための環境を、米AWS(Amazon Web Services)が提供する機械学習(ML:Machine Learnig)プラットフォーム「Amazon SageMaker」を使って開発した。
支援サービスでは、AWSに関する技術的知見を持つエンジニアや、AWSのAI/MLの認定技術者などが参画し、NRIがこれまでに携わったデータ分析関連プロジェクトで得たノウハウを使って、プロジェクトの効果的・効率的な運営を実現するという。
SageMakerを使ったデータ分析環境では、プロジェクトを早期に立ち上げるために(1)データモデルとサンプルデータ、(2)テンプレート、(3)プロセスガイドを用意する。
データモデルとサンプルデータは、売上予測や顧客ターゲティングなどデータ分析における代表的なテーマに対応したもの。これらを題材としたサンプルソースコードも用意し、分析業務の操作性や品質の向上を図る。
テンプレートは、分析環境を自動で構築するためのもの。AWSが提供するサービスから必要な構成を定義した。サービスの検討・選択や、それらのセキュリティを含めた設定などを不要にする。
プロセスガイドは、分析対象にするテーマの計画策定から実行、展開までで実施すべきプロセスや進め方などを示したもの。NRIのナレッジを集約・体系化することで、データ分析経験が浅いメンバーやマネジャーでもプロジェクト推進の平易化・平準化が期待できるという。