• News
  • 製造

重機の死角をAI技術で検知するドライブレコーダー、セーフィーが発売

DIGITAL X 編集部
2021年4月30日

重機を操縦中の死角をAI(人工知能)技術で検知するドライブレコーダーを、クラウド録画サービスを手がけるセーフィーが2021年4月14日に発売した。建設・土木現場の安全性や生産性の向上を支援する。同日に発表した。

 セーフィーの「ドボレコJK SX-DB200」は、重機後方に後付けするドライブレコーダー(図1)。映像をクラウドに録画するほか、デバイス側でAI(人工知能)技術による画像認識により、死角にいる人物を検知し操縦者に警告する。

図1:「ドボレコJK SX-DB200」の概要

 ドボレコJKは、重機後方に2台のカメラを設置し、後方と側面を撮影する(図2)。画像は、クラウド上で常時記録するほか、通信切断時にはデバイス側でバックアップを記録する。現場の状況を遠隔からリアルタイムにモニタリングできるほか、振り返りにも利用できる。

図2:ドボレコJKのシステム構成と操縦者向け画面の例

 セーフティは2020年10月にドボレコJKの開発に着手した。デバイスメーカーのザクティと連携し、建設現場での実証実験も実施した。総合レンタル業の西尾レントオールを窓口にレンタルで提供する。

 今後は、人物を検知した際のトリガーデータの蓄積と、映像データの解析技術の連携を図り、危険の予測や未然防止といったアプリケーションを開発していく。