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カメラの映像から不審な動きなどを検知するための行動認識AIエンジン、アジラが発売

DIGITAL X 編集部
2021年5月21日

カメラ映像を分析し、侵入監視や人物捜索、不審者行動検知などを可能にする動認識のためのAI(人工知能)エンジンを、映像解析事業を手掛けるアジラが2021年5月11日に発売した。SDK(ソフトウェア開発キット)として提供し、エッジデバイスなどへのインストールを想定する。同日に発表した。

 映像解析事業を手掛けるアジラの「Asilla SDK」は、カメラ画像から人の動きを認識するためのSDK(ソフトウェア開発キット)。専門的な技術の理解がなくても行動認識のアプリケーションを開発できるとする。小型エッジデバイスなどにインストールし動作させれば、既存カメラで撮影した画像を使った監視なども可能になる(図1)。

図1:「Asilla SDK」の利用環境

 行動認識には、同社の姿勢推定エンジン「AsillaPose」を使っている(図2)。リアルタイム処理により、侵入監視、ブラックリストに登録された人物の捜索、不審者の行動検知といった監視業務用アプリケーションを開発できる。人物同定機能は、2021年6月のバージョンアップにて対応する予定である。

図2:「Asilla SDK」による行動認識機能をったアプリケーションの例

 Asilla SDKの利用料はカメラ1台につき年間5000円。一括前払いにより対応するカメラ数に応じたライセンスIDが発行され、アクティベートすることで利用可能になる。契約期間中のバージョンアップは無料でダウンロードサイトから利用者が入手し更新する。現時点ではカメラ3台分まで無料でトライアルでき、4台目からの課金される。