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生産現場のセンサーやコントローラーの集約装置、新東工業が発売
2021年5月26日
生産現場のおける各種センサーやコントローラーを集約し一元管理するための装置を、製造技術やセンサー、材料などを手掛ける新東工業が2021年5月11日に発売した。生産現場にあるセンサーなどを選択すれば、新東工業がセットアップして提供する。同日に発表した。
新東工業は、ものづくりに関連する技術や装置、材料、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)システムなどを手掛ける企業。今回、製造現場のデータ活用を促すためのデータ集約装置「C-BOX」を開発し、2021年5月11日に発売した(図1)。
C-BOXは、本体と「C-BOXモニター」「データ割付け表」からなる。現場の設備に装着した無線センサーと、制御装置を集約し、センサーデータをモニターに表示したり、各種装置を制御したりを可能にする。センサーデータがしきい値を超えれば警告などを発するほか、設備の交換時期や動作回数などを知らせる機能も持つ。
接続するセンサーは、対応リストから選択すれば、新東工業がセンサーやモニター、コントローラーへの接続をセットアップして提供する。センサーには現在、積層表示灯のほか、開閉センサー、電流センサー、CO2センサーなど17種類に対応している。順次拡大する予定である。
製造現場では近年、自動化が進み、IoTを導入する動きが加速している。一方で、古い機械や人手作業などが多く存在し、それらをいかに容易に可視化し生産性の改善やリスクの低減につなげるかが重要になっている。