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データ分析のためのデータを準備するためのソフトウェア、米SASが提供

DIGITAL X 編集部
2021年5月28日

AI(人工知能)システムやデータ分析で利用するためのデータを準備・管理するためのソフトウェアを、米SAS Instituteが同社のデータ分析基盤に追加する。データ分析のためのデータを準備する手間と時間を減らし、分析作業に集中できるようになるという。2021年5月3日(米国時間)に発表した。

 米SAS Instituteは、データ分析基盤として「SAS Viya」を提供している。今回、Viyaで分析するためのデータを準備・管理するためのソフトウェアを追加する。氏名や住所などの個人情報が複数のデータベースに存在し一致しない場合でも、固有のエンティティを識別できる「エンティティ解決(Entity Resolution)」機能も用意する。

 追加するソフトウェアは、(1)「SAS Studio Analyst」と(2)「SAS Information Governance」の2つ。

 Studio Analystは、データアナリストなどがセルフサービスでデータを準備するための環境。データ品質を高め、データを準備するステップを一連の流れとして視覚的に表示でき、カスタマイズができるようになる。準備したデータは再利用可能な形で管理する。

 Information Governanceは、ビジネスユーザーやITユーザーなどを含めた利用者に、データカタログとメタデータの検索機能を提供するソフトウェア。データを制御・保護しながら、データリソースの取得・検出・管理を容易にする。データの検索や体系化に要する時間を削減できるという。