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顧客との関係性から商品や事業をデザインし提案するサービス、読売広告社が開始
2021年5月31日
顧客との関係性を起点に企業が持つ課題を発見し、成長に向けた商品や事業をデザインするサービスを読売広告社が2021年5月14日に開始した。企業やブランドが達成したい「未来の姿」を明確にしたうえで、その実現に向けた課題や、必要な商品/事業をデザインするという。同日に発表した。
読売広告社の「YOMIKOサービスプログラム」は、企業の新たな課題の発見から成長に向けた顧客とのコミュニケーションのデザインまでをワンストップで提供するサービス。(1)「未来洞察」、(2)Reブランディング、(3)プロトタイピング、(4)制作・運用までをワンストップで提供する(図1)。
YOMIKOサービスプログラムではまず、企業やブランドが達成したい「未来の姿」のイメージを定める。そのうえで、実現に向けて、どのような課題があるのかを洞察する。その課題に基づいて、未来に対する商品・事業を提案し、試作を経て実際の制作・運用までを支援する。
未来の姿は、企業と生活者の関係性を起点に描き出す(図2)。読売広告社が持つ「都市生活研究所」が調査・研究してきた都市生活者の潜在欲求や消費意識、行動変容態度などに関する知見を活用する。
商品や事業の提案・試作では、グループ会社の博報堂DYホールディングスが持つ情報源や外部ネットワークも使いながら、プランナーやクリエイターなどの専門家が対応する。
読売広告社では、デジタル化による顧客体験の変化などにより、企業と顧客の関係性が変化しているなかで、コロナ禍が、その変化を加速したことで、多くの企業が未来を見据えての事業課題の見直しと構造改革に取り組んでいるという。