用途に合わせてセンサーや通信機能を組み合わせるIoTデバイス、Braveridgeが発売

　ODM(Original Design Manufacturing）／OEM(Original Equipment Manufacturing)を手掛けるBraveridgeが発売した「PILEz（パイルズ）」は、モジュール型のIoT(Internet of Things：モノのインターネット)デバイス(図1)。センサー、通信、電源をユニット化し、用途に応じて組み合わせられる。屋外での利用を想定した防水・耐候性能を備えるIoTデバイスを短期間に開発できるという。

図1：「PILEz」が持つユニット構成

　センサーとしては、温湿度・圧力、水位、カメラ、PM2.5／CO2（予定）を用意する。通信には、BLE（Bluetooth low Energy）、LTE＋BLE、LTE-Mを、電源にはバッテリーと、ソーラーパネル＋バッテリー、外部給電（予定）をそれぞれ用意する。新たなセンサーなどが必要になれば、PILEz用の新ユニットを開発するとしている。

　通信ユニットからは、Braveridgeが提供するIoTプラットフォーム「BraveGATE」への接続を検証済みである。PILEzとBraveGATEを組み合わせた業務アプリケーションが既に実サービスとして提供されている。ため池管理システムと、ガス導管内 露点・圧力遠隔管理システムがある。

　Braveridgeによれば、IoTデバイスの新規開発には、様々なハードルがあり、自社開発などが必要になる。PILEzであれば、IoTデバイスの開発を短縮でき、アプリケーション開発に集中できるという。