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データの収集から管理・分析・保守までに対応するデータ統合基盤サービス、MRIが開始
2021年6月16日
データ分析に取り組む際に必要になるデータ統合基盤のクラウドサービスを三菱総合研究所(MRI)が2021年6月1日に開始した。データの収集から、管理、分析、保守までの一連の操作を統一した環境から実行できるようにすることで、データ分析の生産性を高める。同日に発表した。
三菱総合研究所(MRI)の「ForePaaS」は、データ分析のためデータ統合基盤のクラウドサービス。仏ForePaaSが開発する統合基盤ソフトウェアをクラウド基盤「Microsoft Azure」の日本リージョン上で動作させ、PaaS(Platform as a Service)として提供する。環境は数日で設定できるとしている。
ForePaaSが提供する機能は、データの収集から、分析のための加工、AI(人工知能)技術を適用するためのモデリングやアプリケーションの作成、分析チーム管理、運用・保守まで。データの活用方法をPoC(Proof of Concept:概念実証)で確認し、その成果を実環境に拡張できるという。
業務ノウハウを持つ担当者自身がデータを活用できるように、各機能はプログラミングが不要なGUI(グラフィカルユーザーインタフェース)から操作できる。
データは、金融機関などのコンピュータシステムに求められる安全対策基準であるFISCに準拠したセキュリティレベルで保護される。利用者の認証や権限管理、計算資源の管理などの仕組みのほか、よりセキュリティを高めるためのオプションサービスも用意する。既存システムや認証基盤と連携するためのAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)も提供する。