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触覚・振動のフィードバックが得られるVRグローブ、ゼロシーセブンが販売

DIGITAL X 編集部
2021年6月16日

触覚や振動をフィードバックできるVR(Virtual Reality:仮想現実)グローブを医療研究機器などを扱うゼロシーセブンが2021年6月1日に発売した。VRを使ったトレーニングに最適化されており、危険物の取り扱い教育やプロトタイプの設計・テストなどに利用できるという。同日に発表した。

 医療研究機器などを扱うゼロシーセブンが発売した「SenseGlove Nova」(蘭SenseGlove製)は、触覚と振動のフィードバック技術を備えたVR(Virtual Reality:仮想現実)用の手袋型デバイス(図1)。ヘッドセットと組み合わせてVR環境を構築する。

図1:「SenseGlove Nova」の外観

 触覚のフィードバックでは、磁気摩擦ブレーキを使って指の動きに抵抗を加えることで、物体の密度やサイズの感覚をエミュレート(模倣)する。ブレーキは、親指から薬指までの各指にワイヤーでつながっている。各ブレーキは最大20N(ニュートン)の力を供給し、各指へ2キログラムのレンガに相当する重量を与えられるとしている。

 振動アクチュエーターが、ボタンのクリックや衝撃の感覚をエミュレートする。グローブのハブにあり、親指と人差し指、手の甲に振動を与えられる。

 SenseGlove NovaとPCは、2.4ギガヘルツの無線シリアル通信で接続する。