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デザイン思考に基づきサービスをデザインできる人材の育成サービス、NECが開始
デジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組む人材を育成するための教育サービスをNECが2021年7月に開始する。デザイン思考に基づいて新規事業などをデザインする人材の育成に向けてNECが社内展開してきたコースを外部にも提供する。2021年6月3日に発表した。
NECが2021年7月に始める「NECアカデミー for Future Creation Design」は、デザイン思考に基づき、新規事業や製品/サービスを設計(デザイン)できる人材を育成するための教育サービス。サービスデザインに必要なスキルやマインドセットの学習機会を提供する。
NECアカデミー for Future Creation Designのベースになるのは、NEC自身が社内展開する「NECのデザイン思考フレームワーク」だ。同分野のコンサルティングなどを手掛けるオランダのBusiness Modelsと連携して開発したもので、これまでに2500人以上に対し研修を実施してきたという。
今回、同フレームワークに含まれるプロセスやツールの活用方法、同ツールを利用する際のマインドセットなど、デジタルトランスフォーメーション(DX)の実行に向けた新規創造のための手法を体系的に習得できるようにする。
NECアカデミーでは、(1)「実践研修コラボレーションコース」、(2)「実践研修コーチングコース」、(3)「個別研修コース」の3つのコースを用意する。
実践研修コラボレーションコースでは、NECにおけるデザイン思考の専門家からなるコンサルタントチームが、受講企業のプロジェクトに参画し協働することで新事業開発や業務改革の手法を学んでいく。
実践研修コーチングコースでは、受講企業がDXに取り組むに当たって抱える事業課題を題材に、研修内容を個別に設計したうえで、NECのコンサルタントチームがアドバイスしながらプロジェクトを推進する。
個別研修コースは、NECのデザイン思考フレームワークのツールや活用方法を短期間で学ぶためのコースになる。
受講費用は、コラボレーションコースが、定員10人、3カ月の場合で2000万円から。コーチングコースは、定員10人、1カ月半の場合で700万円から。NECは今後3年間に1500人の受講を目指す。